レースも学生も熱かった!真夏の富士スピードウェイ!
8月2日、金曜日。学生20名と教員9名が富士スピードウエイに向けて出発!
横浜も暑いがサーキットの照り返しと熱さは特別だ。
活動の主体は学生。到着と同時に、リーダー・副リーダー・班長を中心とした相談・指示で20名の学生が手際よく動き回る。教員はあくまでもサポート。それがこの活動の狙いだ。
この取り組みには、各スポンサー企業はもちろん、サーキット側や他チームも好意的でみんなが応援してくれる。ありがたいことだ。YOKOHAMAタイヤのガレージ見学では講義と実演をしてくれた。サーキット側も通常は関係者以外立ち入り禁止のコントロールタワーやメディアセンターの見学、スーパーGTの講義に加えて、サーキットコースの同乗体験まで許可してくれた。コースの途中で下車した学生たちはコーナーに散らばるタイヤのカスを興味深く見ていた。
宿舎での夜のミーティングの進行も全て学生主体。各班の活動報告に続き、ひとり一人が気づいた反省点や改善点を発言していく。明日は更に成長する為にとても大切なこと。
横浜校の学生参加の形は他校と異なり、「全員がPITサポート・お客さま対応の両方をローテーションで経験」するやり方。予選日の土曜日には朝から各班が自分の持ち場へと散っていく。そしてローテーション。ローテーションには情報伝達のバトンタッチがポイント。昨年はこのバトンタッチの仕方を夜ミーティングで学生たちが議論していたが、年度を超えたバトンタッチは上手くいっただろうか?決勝の日曜日には3階にひと際大きなスペースを陣取っている日産校ホスピタルエリアに多くのお客さまが来場される。PIT内にも緊張感が走る。学生たちは無線機を使い情報を共有しながらローテーションで持ち場をバトンタッチしていく。気づけば予選6位でスタートした日産メカニックチャレンジGT-R56号車は3位表彰台に。
3日間の活動の中で、体験したことや感じたものは学生ひとり一人違うかもしれないが、それぞれがその体験に向き合って成長してくれることを切に願う。