24時間レースへの挑戦
5月25日 土曜 15:00、いよいよ24時間のレースが始まる。
ST-Zクラスのポールポジションには「ラフィーネ日産メカニックチャレンジZ Nismo GT4」の「26号車」、その2つ後の3番手に「25号車」が控える。いやがおうにも期待は高まる。がレースは24時間、何が起きるかは分からない。
2日前の木曜日に現地入りした横浜校学生は32名。全員がローテーションでPITでのメカニックサポート、クリスタルルーム・パドックテントでのお客様対応の全てを体験するプログラム。8つに分けられたチームのリーダーと全体の正副リーダーがコントロールする。教員はサポート役だ。
毎年このイベントでは多くのサブメニューが準備される。今年もMACツールによる授業、ブルヂストンのタイヤサービスの実演見学、NISMOではトレーラー見学とPITでは「NISSAN Z NISMO Racing Concept」を見学・説明に学生達はペンを走らせる。他チームの埼玉トヨペット「埼玉GreenBreve」のPITを訪問、ライバルとなるスープラを見学。ライバルとは言え、学生がレースに参画するこの取り組みに、どのチームも好意的に接してくれる。ありがたい!
24時間レースでは何が起こるか分からない。スタート間もなく25号車が他車と接触してPIT IN。6時間後の21時にはトップを快走していた26号車がミッショントラブルでPIT IN。早朝に合流した学生達はPIT内で整備中の2台に一瞬落胆するものの、すぐに夜中を通して動きまわっていたメカニックのサポートに合流。全てが学びの場だ。24時間後の日曜15:00、力を振り絞って周回してきた2台がチェッカーフラッグ。チームの全員が拍手で迎えた。
日産校のレース参戦は勝ち負けが全てではない。そこで何を見て、どう考えて、どう行動したか?今回のレースでも学生たちは自分の殻をやぶって一歩踏み出せただろうか?
ひとり一人が見て感じたものを糧に大きく成長していってほしいと思う。